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2017.06.20

カレーを守る者たち~その6~

中島みゆきさん「地上の星」
語り:田口トモロヲさん

日本に「ポテトチップス」が帰ってきた。とニュースは、報じていた。
「ジャガイモのひっ迫した、危機的状況は脱した。」と・・・・・・
「やっとたべれますゥ~」「これまで別のものを食べてたので、帰って主人と食べます。」
日本は、平和だった。

だが、りんごの森のジャガイモ畑は、草が鬼のように生えていた

「次代に翻弄されてなどいられない!最後までジャガイモを育てるんだ。」駅長は強くなっていた。
従業員達もまた、無理やり付き合わされる事になっていた。

従業員は、それでも一生懸命だった。
まるで、どこから見ても「農家の若夫婦」のようだった。
その時だった・・・「好きでやってるんじゃない!やらされているんだ!」
駅長は心の叫びを感じた。
従業員の叫びだった。
「すまない。」と思った。

数時間できれいになってきた。

まるで、ジャガイモ畑だった。

今日、始めて畑に来た従業員が言った。
「ここ、植えてないんすか?」
従業員A:「えっ!?」
従業員B:「えっ!?」
駅長:「えっ!?」
そこは、明らかに他の畝とは違い、雑草ばかりだった。
気まずい空気になった。

みなは、知っていた。
そこは、駅長が植えたところだ。と言うことを・・・・。
しかし、優しい従業員達は、あえて触れていなかったのだ。
「そこは、俺がやりました。なぜかそこだけ出ね~のよ」
わびるような、駅長だった。
「あ~あ、やっちゃったよ~」他の従業員は思った。
みな、無言になった・・・・・・・。
その時、一人の従業員が言った。
「まだ、出るんじゃないですか?」優しかった。
「堀起こしてみっか?」空気を換えようと駅長はいった。
「そうですね。だと原因が分るかも・・・」従業員も続いた。

腐っていた。・・・・・・・

中島みゆきさん「ヘッドライト・テールライト」

また無口になって、黙々と作業する人たちがいた。

つづく

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